先生の周辺で学んで、その後
「あそこで起きていた学びはなんだったのだろう」を探って
このコンテンツは中京大学情報科学部認知科学科の時代の話が中心になります。先生の周辺にはなぜか毎日ふら~っと人がやってきて、ワイワイしたり議論を交わしたり、本を借りたり、相談したり、お茶を飲んだり...と研究室の周りはいつも賑やかなものでした。講義サボりの常習犯だった私も実はその一人で、大学に登校すると、講義には行かないけどなほみ研究室にはちらっと寄る、という変な学生生活をしておりました。今、自らが多少レクチャする立場になり、当時の活動と今の活動が鮮やかにリンクする場面がたびたび起こっています、そういうときに考えるのです、「あそこで起きていた学びはなんだったのだろう」。なほみ先生を中心にした大学の一角で不思議なコミュニティを作り上げていた人たちが当時の文化をどう思っているか、今にどう繋がっているか、私と同じ感覚があるか。それを探るために、直接話を聞きに出かけることにしました。
(インタビュー担当:尾関智恵

1st  Interview ReCoNoteの先輩たち

  • 1.なぜだか、僕らは、なほみ研究室へ行っていた
  • 2.道具を作って使ってみる、ごく当たり前の中にあった研究
  • 3.comingsoon

電子文房具というシリーズがありました。
いくつかのツールがそこで生まれ、学科の仲間や後輩たちが利用していたものです。
そのひとつ、代表格にReCoNoteというものがあります。
バージョンをいくつか経ましたが現在も中京大学で利用されていて。
ジグソー、協調活動に欠かせないツールとなっています。
制作したのは私の2つ上の先輩方。
少しは知っているけど、いったいどういう人達なんだろう。
何がきっかけで作ることになったのだろう。
と単純な質問をとにかくぶつけてみることにしました。

※このコンテンツは、益川先生のご厚意に甘え、静岡大学大学院教育学研究科のとある会議室をお借りし、2011年6月11日に行ったインタビューです。

Interviewee

2nd  Interview 自分の興味と向き合い、実体験から考えを変化させていく

  • 1.思いもよらなかった認知科学科の道
  • 2.comingsoon
  • 3.comingsoon

三宅なほみ先生が在籍されていた中京大学情報科学部認知科学科では、
入学したら卒業までにいくつかのパズルに出会い、解く経験をします。
その代表格が「ハノイの塔」です。

入学した年によって出会い方に多少の違いがありますが、
2000年のころから1年生の必修科目の「認知科学入門」という講義の中で
三宅先生は学生全員に実物のパズルをさわる機会を用意していました。
1年生は学校生活にやっと慣れてきた頃、教室で仲間とパズルを解きながら、
「どうやって自分たちは解いているのか?」と内省をしはじめ、
問題構造について考え、それをを解くアルゴリズムをさぐります。
そして、解いている他の人の様子も知りたくなり、
発話を読み解く「プロセス分析」の手法に触れます。

そしてハノイの塔を入り口として関連する研究例や論文を読みながら認知科学の深みへ入っていきます。

今回は、その講義で得たアイディアから卒業論文を書き上げた人を取材します。
ハノイの塔の講義は、現在システムエンジニアの鈴木さんの仕事にどうつながっているのでしょうか。

Interviewee
このコンテンツの楽しみ方1
「認知科学ってどんな学問?」という初めての方から「あの研究は実際どう行なわれていたんだろう」という学習中の方まで楽しんで頂けるよう、様々なエピソードや元となる研究論文・文献を内部リンク/外部リンク問わず、なるべく紐づけして公開しています。
インタビューのなかで気になった話題を入り口として、背景にある様々な認知科学の研究に触れていただければと思います。
このコンテンツの楽しみ方2
なアイコン
アイコンがついているリンクにマウスオーバーすると吹き出しが出てきて読むことができます。本インタビューに対して、後日なほみ先生や参加者から寄せられた追加コメントをお楽しみいただけるようになっています。
認知科学や研究についての更なる情報や関連書籍をご覧いただけるよう順次整備していく予定です。
このコンテンツの楽しみ方3
認知科学に関する研究論文や研究者の情報へアクセスしやすいよう外部リンクの誘導を充実させていきたいと思っています。
お気づきの情報がございましたら制作担当:尾関(april_44k@tails-gate.com)までお寄せいただけると幸いです。
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