電子文房具というシリーズがありました。
いくつかのツールがそこで生まれ、学科の仲間や後輩たちが利用していたものです。
そのひとつ、代表格にReCoNoteというものがあります。
バージョンをいくつか経ましたが現在も中京大学で利用されていて。
ジグソー、協調活動に欠かせないツールとなっています。
制作したのは私の2つ上の先輩方。
少しは知っているけど、いったいどういう人達なんだろう。
何がきっかけで作ることになったのだろう。
と単純な質問をとにかくぶつけてみることにしました。
※このコンテンツは、益川先生のご厚意に甘え、静岡大学大学院教育学研究科のとある会議室をお借りし、2011年6月11日に行ったインタビューです。
三宅なほみ先生が在籍されていた中京大学情報科学部認知科学科では、
入学したら卒業までにいくつかのパズルに出会い、解く経験をします。
その代表格が「ハノイの塔」です。
入学した年によって出会い方に多少の違いがありますが、
2000年のころから1年生の必修科目の「認知科学入門」という講義の中で
三宅先生は学生全員に実物のパズルをさわる機会を用意していました。
1年生は学校生活にやっと慣れてきた頃、教室で仲間とパズルを解きながら、
「どうやって自分たちは解いているのか?」と内省をしはじめ、
問題構造について考え、それをを解くアルゴリズムをさぐります。
そして、解いている他の人の様子も知りたくなり、
発話を読み解く「プロセス分析」の手法に触れます。
そしてハノイの塔を入り口として関連する研究例や論文を読みながら認知科学の深みへ入っていきます。
今回は、その講義で得たアイディアから卒業論文を書き上げた人を取材します。
ハノイの塔の講義は、現在システムエンジニアの鈴木さんの仕事にどうつながっているのでしょうか。
インタビューのなかで気になった話題を入り口として、背景にある様々な認知科学の研究に触れていただければと思います。
認知科学や研究についての更なる情報や関連書籍をご覧いただけるよう順次整備していく予定です。
お気づきの情報がございましたら制作担当:尾関(april_44k@tails-gate.com)までお寄せいただけると幸いです。