益川弘如(ますかわひろゆき)
所属:静岡大学大学院教育学研究科准教授
2003年3月中京大学大学院情報科学研究科情報認知科学専攻博士課程修了。中京大学情報科学部認知科学科助手、静岡大学教育学部講師を経て、現職。博士(認知科学)。学部3年生から修士博士課程と、ずっと三宅なほみ研究室に所属し、学位取得までお世話になる。認知科学の多彩な研究領域・アプローチから「人」について学んだことが、従来の学校の枠にとらわれない学習支援のアイデア創出につながっていると思っている。革新的な授業を実現するために、子どもたち同士で様々な道具(ICTも含む)を活用しながら能動的に協調して理解を深めていくような協調学習形態(ジグソー学習等)、教材、ICT支援環境を研究している。そのような革新的な授業で学んだ子どもたちが、そこで学んだ学び方を使いながら、よりよい世の中を創造していくことを願っている。
【益川】 益川弘如です。今現在は、静岡大学の教職大学院の准教授をやっています。教職経験10年前後の現職院生さんや、学部を卒業して進学してきた院生さんを相手に、授業実践と認知科学の理論を繋げるような授業、「人はどのようなときにうまく学べるのか」というような内容を協調学習型授業で教えています。
【尾関】 相変わらず忙しいですか?
【益川】 教職大学院は現場も大事にしているので、実習の一環で小中学校に訪問することが多いですね。他にも、学校側から校内研修など講演や指導助言の依頼があるときにも出かけています。多いときには、週に何回か出かけて行く感じです。