授業を評価=見とりの場とすべく、開発したのが授業研究サイクルです。しかも、このサイクルをより実質化できるよう、「仮説検証型授業研究」という新しい授業研究方法も編み出しました(飯窪ほか, 2021)。
さらに、授業研究を一層充実させるため、授業前後で授業づくりの議論や過去の3千近い授業案(教材だけでなく実際授業に参加した児童生徒のデータも含みます)を閲覧・検索できる「学譜システム」、及び授業中のクラス全児童生徒のグループ議論を自動音声認識し、先生方の学習プロセスの分析を支援できる「学瞰システム」を開発しました。
これにより、サイバー空間におけるテキストベースでの授業に関する議論(児童生徒がどう学ぶかという仮説やその結果を踏まえた仮説の検証、解釈、次の授業デザインへの示唆)と実空間における実際の児童生徒の発話や言動、記述解答といったデータが有効に結び付けることができ、現場の先生方が人はいかに学ぶかをより詳しく明らかにすることができます。
学譜システム
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学瞰システム
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