「評価の刷新」とは……
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「評価」を「序列化(子どものランク付け)」ではなく、「学びの見とり」へと変えること
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「評価」を子どもの「学びの到達点」だけではなく、「未来の学びに向けた出発点(準備状態)」を知るためのものにすること
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これらを通して「評価」を誰もまだその本来の姿を見たことがない「人はいかに学ぶか」を知るための営みにすること
……を意味します。
こう考えたとき、私たちは人が学ぶために行われているはずの「授業」において、「子どもたちがいかに学ぶか」を明らかにすることが研究の基本戦略として重要ではないか、と考えました。それと同時に、その対極である大学入試などの「テスト」が一体子どものどのような学びをあらわしてくれるのかも明らかにしたいと考えました。
そこで研究体制として、1)協調学習における児童生徒の全言動をモニタリングできるシステムを開発するシステム開発班と、2)それを小中高教育現場で活用する実践班とで実践的研究を展開すると同時に、3)従来型のテストによる総括的評価が何を明らかにしてきたかを検討するテスト検証班と4)新型の小中高大連携事業で子どもの力をどう測定し直せるかを模索する小中高大連携班とで評価を深堀していくのを、全体として総括班が統合することとしました。
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