『数学教室』:「学習科学から」
学習科学という新分野 今、学習をその根本から見直そうという学習科学が盛んになりつつある。このシリーズでは、そういう動きに焦点を当てて最近の研究を紹介しながら、人はいかに学ぶものなのか、人がうまく学べるためにどんな支援がで […]
仕立屋さんの計算 4月号では、最近学習のことを根本から考え直す「学習科学」という新しい研究分野がありますよ、という紹介をした。学習研究なら紀元前からあるだろう?と不思議に思われるかもしれないが、人が、人による、学びの過程 […]
人は「見方」を変えるのが嫌い これまで「学習科学」という新しい研究分野を概観してきた。今回からはしばらく、人の考え方の特徴、あるいは人特有の「くせ」についてお話していきたい。考え方や問題の解き方に見られるくせだから、認知 […]
人は目立つものとわかりやすいお話が好き 先月は、人が誰でも大体みんな自分がこうだと思ったことを変えるのは嫌い、という話しをした。その続きの話をしたいのだが、人が「思い込んだら百年目」であるとして、その最初の思いつきは、ど […]
専門家は初心者のことがわからない これまでもいろいろ人の考え方のバイアス(かたより) について解説してきたのだが、今回は一旦そういう話しの締めくくりとして、教員が聞くと特に身につまされる話をしたい。心理学のいろいろな研究 […]
話し合いで自分の殻を破る ここ数回、人がものを考える時、客観的に考えるのは案外難しいという話しを繰り返ししてきた。人は、これまで経験してきたことや自分が良く知っていること、あるいは今自分の興味のあることなどをよりどころ […]
話し合いで算数 9月号では「人とまじめに話し合うことで思い込みからも解放される(ことがある)」という話しをした。ついでに今月は、「話し合って理解を深める」認知理論をまじめに生かそうという学習設計を紹介したい。学習科学とい […]
話し合いで算数 10月号では、ジャスパー・プロジェクトと呼ばれるアメリカで開発された算数・数学教材シリーズの中から一つの課題を紹介した。こどもたちが教室で解く問題にも日常生活で出会う問題と同じような特徴を持たせてみたら […]
話し合いで物理 話合いで算数を教えるアメリカの授業実践を2回にわたって紹介した。今回は、やはりアメリカの実践なのだが、話し合いで物理を教える実践を紹介したい。 これは、Learning By Design(デザインによ […]
授業時間を短縮すると ここ数回、アメリカの学習科学研究の一端をご紹介してきた。学習科学の実践研究は多くの場合実践と評価を繰り返しながら行われている。ご紹介してきたように、これらの学習実践はある意味研究と同じで、学習モデル […]
学習過程の記録をとる この連載では、最近盛んになってきた「学習科学」という分野でのものの考え方や実践的な研究の例を紹介してきた。学習というのは考えてみればみるほど不思議な過程で、例えば「授業」と呼ばれる仕組みによって人が […]
学習科学のめざしているもの この連載では、学習科学と呼ばれる世界的な認知・学習・教育研究の潮流を少しだけご紹介してきた。そこでは、発問型学習と呼ばれるものが安定した人気を得つつある。誰であっても、自分が知りたいと思うこと […]