「新しい学びプロジェクト~市町村と東京大学による協調学習研究連携~」平成22年度年次報告会

「新しい学びプロジェクト―市町村と東京大学による協調学習研究連携―」では、宮崎県五ヶ瀬町を中心とする9つの自治体※から、計13校(小学校5・中学校8)が参加し、国語、算数・数学、理科、社会の4教科で、小・中学校の先生方と東京大学の研究者が共同で協調学習を目指した授業を開発・実践・検討してきました。1年間の取組を検証するとともに、来年度への展望を描きます。
※和歌山県有田市、有田川町、広島県安芸太田町、福島県香春町、大分県竹田市、熊本県南小国町、宮崎県宮崎市、国富町、五ヶ頼町

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[日時]
2011年2月10日(木)、11日(金・祝)※終了しました

[場所]
九州大学 医学部 百年講堂 中ホール(福島県福岡市東区馬出3丁目1番1号)
http://www.med.kyushu-u.ac.jp/100ko-do/
福岡市地下鉄箱崎線 「馬出九大病院前駅」より徒歩3分/JR鹿児島本線「吉塚駅」より徒歩10分
※公共の交通機関をご利用ください

[主催]
「新しい学びプロジェクト」連絡協議会

[お申し込み]※終了しました

[プログラム]詳細はPDFファイルをご覧下さい。

2月10日(木)

13:00 – 13:15 開会挨拶
13:15 – 13:30 全体報告「協調学習の概要について」
15:30 – 14:15 ビデオによる授業実践の解説 ①国語科
14:15 – 15:00 ビデオによる授業実践の解説 ②理科
休憩(15分)
15:15 – 16:00 ビデオによる授業実践の解説 ③算数・数学科
16:00 – 16:45 ビデオによる授業実践の解説 ④社会科
休憩(10分)
16:55 – 17:30 質疑応答と公開討論
17:30 – 17:40 閉会挨拶

※ 終了後、18時頃より交流会を予定しています。
お申込みの際に出欠をご明記ください。会費(2千円)は当日会場にて申し受けます。

2月11日(金・祝)

9:50 – 10:00 開会挨拶
10:00 – 11:15 全体報告「授業づくりの軌跡」
休憩(15分)
11:30 – 12:30 教科別ラウンドテーブル&ポスターセッション
昼食・休憩(1時間)※建物内の喫茶室が営業しています。ぜひご利用ください。
13:30 – 15:45 CoREFワークショップ「協調的に学ぶとは?」

※当日の様子は写真・ビデオ撮影いたします。写真・動画は、大学発教育支援コンソーシアム推進機構が関与するWebサイト等の広報手段、講演資料、書籍等に許諾なく用いられる場合があります。マスメディアによる取材に対しても、許諾なく提供することがあります。


平成23年2月10日(木)、11日(金・祝)に、九州大学医学部百年講堂にて、「新しい学びプロジェクト~市町村と東京大学による協調学習研究連携~」平成22年度年次報告会を開催しました。

およそ100名という多くの皆様にご来場いただきました。ここに、ご来場いただいた全ての方にお礼申し上げます。

報告会では、研究推進員の先生方、参加自治体、CoREFの各視点から初年度の取り組みを振り返り、「新しい学びプロジェクト」の成果と課題を検討しました。

初日は「新しい学びプロジェクト」代表を務める日渡円五ヶ瀬町教育長の開会挨拶に続いて、もう一人の代表でもある三宅なほみ東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構 副機構長から「協調学習の基本的な考え方」について報告がありました。その後、実際の授業の様子をビデオで見ながら、各研究推進員による1年間の取組報告を、教科別に行いました。概要は以下の通りです。
国語:「イメージの言語化」をキーワードに、国語科における協調学習の授業づくりの方向性を検討しました。
理科:授業デザインのフレームワークを使い、今年度作成した教材とその実践結果を紹介しました。
算数・数学:「組み合わせ型」と「多思考型」をキーワードに、数学科で協調学習の授業をデザインする際の課題設定について考えました。
社会:「元寇の授業」を題材に、同じ単元で課題設定の異なる2つの授業を対比的に紹介しました。

※報告の題材となった教材はこちらでご覧いただけます。 

2日目は、三宅なほみ代表の挨拶のあと、全体報告「授業づくりの軌跡」として、教材開発の過程を振り返りました。その後、教科別ラウンドテーブルが行われ、各教科のセッションでは、参加者と研究推進員が今年度の課題と今後の授業づくりの展望について議論を深めました。

当日の様子及び配付・講演資料は下記でご覧ください。

2月10日(木)

■会場の様子

■会場には、各教科のポスターが展示されました。

■開会挨拶 「新しい学びプロジェクト」平成22年度代表 日渡円(宮崎県五ヶ瀬町教育長)

■全体報告「協調学習の概要について」 三宅なほみ(東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構) ・・・講演資料はこちら.pdf

■授業実践報告

各教科の研究推進員の先生方が本年度の実践を振り返り、成果と課題を報告してくださいました。

■国語科 ・・・  講演資料はこちら

文学の授業での板書

■理科・・・  講演資料はこちら

モデルを使って「太陽と地球の関係」について考えました。

■算数・数学科・・・  講演資料はこちら

■社会科・・・  講演資料はこちら

ビデオで授業の様子を振り返ります。

■報告後、各教科研究推進員のリーダーが再登場し、活発な質疑応答がなされました。

■閉会挨拶

福岡市教育委員会学校経営部長 桑田哲志様よりご挨拶をいただきました。

2月11日(金・祝)

■開会挨拶 三宅なほみ

■全体報告「授業づくりの軌跡」・・・  講演資料はこちらこちら

CoREFより、今年度の各教科の授業づくりを振り返り、報告しました。

教材開発には、連携市町内外の先生方だけでなく、産業界からもアイデアを提供していただきました。

1年間の教材づくりを振り返る研究推進員の先生方

報告の後半は、CoREFと理科の研究推進員の先生方との座談会形式で、「メーリングリストを活用した教材開発」についてお話ししました。

■教科別ラウンドテーブル&ポスターセッション

どの教科のセッションでも、参加者と研究推進員の先生方との間で白熱した議論が交わされました。

■国語科

■理科

■社会

■数学

■CoREFワークショップ「協調的に学ぶとは?」・・・  講演資料はこちらこちら

今年度連携で開発した理科の授業「日本にはなぜ地震が多いのだろうか」を、実際に体験していただきました。

中学1年生の教材でしたが、参加者の皆さんは夢中になって取り組んでくださったようです。

体験後は、さまざまな専門の参加者からたくさんのご質問をいただきました。