CoREFx埼玉県「県立高校学力向上基盤形成事業」平成23年度 報告会

ひとりひとりの学びが輝く-協調学習2年間の取組からの展望-

「県立高校学力向上基盤形成事業」では、埼玉県教育委員会と東京大学大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)が連携し、「知識構成型ジグソー法」の手法を用いた協調学習の授業を実践してきました。事業実施2年間を振り返るとともに、今後の授業への継続的な取組への展望を描きます。

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[日時]
平成24年1月21日(土)10:00~16:40 ※終了しました
[場所]
戸田市文化会館(〒335-0022 埼玉県戸田市上戸田4丁目8番1号)
※JR埼京線(各駅停車)戸田駅[東口]より徒歩7分

[参加費]
無料

[主催]
埼玉県教育委員会、戸田市教育委員会、東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)

[お申し込み]※終了しました

[プログラム]詳細はPDFファイルをご覧下さい。

10:00 ~ 10:10 開会挨拶( 埼玉県教育委員会)
10:10 ~ 11:50 鼎談「ひとりひとりを輝かせる協調学習」
三宅 なほみ(東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構 副機構長)
石黒 浩( 大阪大学 大学院基礎工学研究科システム創成専攻 教授)
藤井 春彦(埼玉県教育局県立学校部 参事兼県立総合教育センター 所長)
11:50 ~ 13:00 休憩
※ 昼食は近くのレストラン等で各自お取り下さい。会場内での飲食はご遠慮ください(ホワイエは可)
13:00 ~ 14:00 ビデオによる授業実践の解説(英語・数学)協調学習の教材を用いた高校の授業をビデオで見ながら、授業者とCoREFスタッフが生徒の反応や授業の成果等について解説します。
14:00 ~ 14:30 質疑応答
14:30 ~ 14:55 休憩・移動
14:55 ~ 16:40 担当教員等によるラウンドテーブル・小学校での実践( 戸田市)・県立高校での実践【教科別:国語、地歴、公民、数学、理科、英語、芸術(美術)、家庭】教材開発や授業実践について、担当した教員の生の声を聞くことができます。

※終了後、17 時頃より懇親会を予定しています。申込みの際に出欠をご明記ください。会費( 2千円)は当日会場にて申し受けます。


平成24年1月21日 CoREF×埼玉県「県立高校学力向上基盤形成事業」平成23年度報告会 ひとりひとりの学びが輝く-協調学習2年間の取組から-を開催しました

当日はあいにく冷たい雨が降る中、また京浜東北線や高崎線、宇都宮線が6時間も不通になるというトラブルもありましたが、昨年度報告会の1.5倍となる、428名もの皆さまにご参集いただきました。

■事業に携わった教諭(研究推進委員)紹介


■鼎談「ひとりひとりを輝かせる協調学習」
産業技術総合研究所で作られたロボット「アクトロイド」の「安藤ロイドさん」も加わった鼎談では、ロボットの教育現場での活用実例や、ロボットが教室に入ったり、教師の代わりになる可能性などについて話題に上り「とても刺激的な内容で、学習と教育について考えるきっかけになった」「教育における教師や学校の役割について改めて考えさせられた」といった声が聞かれました。

休憩時間には、舞台上の安藤ロイドさん(アクトロイド)、ロビーのロボビーWくんともに、多くの皆さまが見学され、興味を引いていました。


■ビデオによる授業実践の解説・・・講演資料はこちら
協調学習の教材を用いた高校の授業をビデオで見ながら、授業者とCoREFスタッフが生徒の反応や授業の成果等について解説しました。「実践がとても参考になった。説明の仕方、モチベーションを高める工夫などがとても参考になった」「授業実践の解説で、鼎談の意図するところが一層理解できたような気がする」などの感想をいただきました。

・数学B「ベクトルで考える」
授業者:癸生川大教諭(越谷北高校)
ゲスト:利根川太郎協力研究員(東京大学)
コーディネーター:齊藤萌木特任助教(東京大学)

・英語Ⅰ「The mermaid balloon」
授業者:横田純一教諭(庄和高校)
ゲスト:小河園子教諭(浦和高校)
コーディネーター:飯窪真也特任助教(東京大学)


■ラウンドテーブル
小学校での実践(戸田市)および県立高校での8教科における実践(国語、地歴、公民、数学、理科、英語、芸術(美術)、家庭)について、部屋ごとに分かれ、授業者らの授業実践報告を聞きました。274名と大変多くの皆さまにご参加いただき、時間いっぱいまで熱心なご協議がなされました。参考になったというご意見がとても多く「授業設計の意図、生徒の変容を、実践者の先生から直接お聞きできて参考になった」「現場の先生方の生の声、成果と課題、ポイントが伺えて大変ありがたかった」「協調学習と一口に言っても、単元の導入に入れたり、まとめに入れたり、様々な方法があると分かって勉強になった」などの感想をいただきました。