「新しい学びプロジェクト」第1回研究推進員研修会

平成23年5月20、21日両日に「新しい学びプロジェクト」第1回研究推進員研修会を開催しました。当日は、昨年度から継続で研究推進員を務められる先生方、今年度から新しく研究推進員を務められる先生方、あわせて全国18の市町から35名に参加いただき、今年度の研究連携のスタートアップを行うことができました。参加者の3分の2近くが新規の研究推進員の先生方でしたが、昨年度の研究・実践の成果を研修にフル活用することで、スタートアップから昨年度の研究を継承し、さらに発展させていくような議論があちこちで起こる刺激的な会となりました。

1日目の様子/2日目の様子

1日目 開会

■三宅なほみ教授挨拶

■二見吉康 教育長(広島県安芸太田町教育委員会)挨拶

授業体験「元寇はなぜ起こったか」

研修会の初めに、昨年度中学1年生を対象に実践された「元寇はなぜ起こったか」の教材を題材にジグソー型授業を体験をしていただき、「各エキスパートの考えを持ち寄って課題の解決を模索することで、主題についてのひとりひとりの考えが深まる」ことを実感していただきました。

■「元寇はなぜ起こったか」(授業案教材

○導入・プレ記入

○エキスパート

○ジグソー


○クロストーク

○アフター記入


こちらから授業の前後における回答の変化の例をご覧になることができます。
「元寇はなぜ起こったか」授業前後の回答変化例(大人)
「元寇はなぜ起こったか」授業後の回答例(中学1年生)
(*ここでダウンロードできる子どもの回答のは授業後のもののみですが、先生方が実際に子どもに授業する際には授業前の回答もとっておけると、学習や授業を評価する際に効果的です)

実践者報告 協調学習の授業と教材づくりについて

授業体験に続いて、昨年度から研究推進員を務める先生方に、昨年度の各教科の実践を映像を交えて紹介いただき、研究の成果と課題や、教科を超えてジグソーを用いて協調学習を引き起こす授業のデザインのコツについて、感じていること、分かってきたことを語っていただきました。

■各教科実践ビデオ報告


■座談会「協調学習の授業デザインについて」
こちらからスライドをご覧になることができます

体験型ワークショップ 協調学習の評価について

1日目の最後の活動として、冒頭で先生方ご自身が体験された元寇の授業における回答を題材に、その授業で起こったひとりひとりの学びを測る重要な手がかりである「授業の前後での考えの変化」を検討し、これらの考えの変化を評価する基準をつくる活動を行いました。

 スライド 「協調学習における生徒の学びをどう見るか」


○エキスパート


○ジグソー(クロストーク)


○懇談会
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2日目 メーリングリストを利用した教材開発
教科部会

前日の研修や昨年度の成果と課題を踏まえて、今年度の研究のゴールイメージから具体的な教材案まで幅広い議論が交わされました。




○グループ質疑

○グループ別各教科クロストーク

教科ミックスの小グループに移動し、各教科の議論を報告し合った後、ジグソー法を用いて協調学習を引き起こす授業づくりについての疑問点やポイントを教科の枠を超えて議論しました。

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