本報告書は,CoREFと全国の教育委員会及び学校等との連携による協調学習の授業づくりの取組についてまとめたものです。令和2年度は,小学校における新学習指導要領の全面実施という転機にありながら,新型コロナウイルス感染症拡大により様々な制約を余儀なくされ,その中でも子どもたちの学びを止めないために全国の学校現場が力を尽くした1年でした。私たちの研究連携においても,テクノロジの助けも借りつつ,これまでの取組の歩みを止めず,目指す子どもたちの学び,先生方の学びの実現に向けてできることを考えてきました。特に,ウィズコロナの状況を乗り切るためだけでなく,目指す学びのビジョンを改めて見直し,アフターコロナの学びの充実につなぐことを大事に,様々な試みを行ってきました。
第1部は「令和2年度の活動報告」と題し,協調学習の授業づくりで目指す先と基本的な考え方,取組の進め方を解説すると共に,コロナ以前から準備してきた授業研究の充実にICT を活用する試みの展開を中心に,今年度の取組の成果と課題を報告しています。第2部は,「協調学習授業デザインハンドブック第3版」として,「知識構成型ジグソー法」を用いた協調学習の授業づくりの現時点までの成果をハンドブックの形でまとめており,授業実践研究の参考資料として活用いただけるようになっています。
自治体との連携による協調学習の授業づくりプロジェクト 令和2年度活動報告書 目次 |
|||
---|---|---|---|
刊行に寄せて | 1 | ダウンロード 〔PDF:1.2MB〕 |
|
第1部 令和2年度の活動報告 | |||
第1章 | 学習科学から見る「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った授業改善 | 7 | ダウンロード 〔PDF:2.5MB〕 |
第1節 はじめに | 8 | ||
第2節 協調学習の授業づくり~背景となる考え方~ | 9 | ||
第3節 対話を通じて理解を深める学びの姿とは | 18 | ||
第4節 学びの力を信じて引き出す「学習科学」の学習観 | 25 | ||
第5節 学習科学から見る「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った授業改善 | 33 | ||
第2章 | 協調学習の授業づくりプロジェクト 今年度の展開 | 37 | ダウンロード 〔PDF:2.0MB〕 |
第1節 協調学習の授業づくりプロジェクトとは | 38 | ||
第2節 新しい学びプロジェクト | 42 | ||
第3節 未来を拓く「学び」プロジェクト | 54 | ||
第4節 連携の核を育てる~本郷学習科学セミナー~ | 79 | ||
第5節 未来を拓く「学び」プロジェクト | 54 | ||
第6節 新しい展開 | 84 | ||
第7節 今年度の研修実施状況 | 96 | ||
第3章 | 先端技術も活用した授業研究の進展 | 99 | ダウンロード 〔PDF:1.6MB〕 |
第1節 主体的・対話的で深い学びの質を支える授業研究 | 100 | ||
第2節 先端技術も活用した授業研究システムの全体像 | 107 | ||
第3節 事例 | 114 | ||
第4節 取組を通じて見えてきたこと | 121 | ||
はじめに―使い方ガイド― | 第1節 使い方ガイド | 125 | ダウンロード〔PDF:1.3MB〕 |
第2節 「協調学習」授業づくりの前提 | 127 | ||
第2部 協調学習 授業デザインハンドブック | |||
第1章 | 授業実践事例編 | 131 | ダウンロード 〔PDF:17.0MB〕 |
第1節 実践例の紹介 | 132 | ||
第2節 授業デザインの原則として見えてきていること | 180 | ||
第2章 | 授業研究導入編 | 191 | ダウンロード 〔PDF:1.6MB〕 |
第1節 授業研究でやりたいこと | 192 | ||
第2節 事前検討(子どもの学びのシミュレーション) | 197 | ||
第3節 授業研究会(学びの仮説を検証する) | 201 | ||
第3章 | データ編 | 205 | ダウンロード 〔PDF:2.2MB〕 |
第1節 付属DVDの説明 | 206 | ||
第2節 授業デザインと振り返りのフォーマット | 208 | ||
第3節 授業づくりのデータベース~学譜システムの紹介~ | 215 | ||
第4節 今年度新規開発教材一覧 | 221 | ||
研究推進員・開発員一覧 | 229 | ダウンロード 〔PDF:1.3MB〕 |
|
奥付 | 268 | ダウンロード 〔PDF:1.1MB〕 |