東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構 シンポジウム
このような新しい時代の学びには、学習指導要領などのスタンダードを見据えながらも、各時点における学習者の現状に照らして、ローカルに短いスパンで学びのゴールを設定し、実践し、結果を振り返って、再設定する「前向き授業」が必須になります。これまでは、普通の学校の普通の教室でこのゴールの設定、実践、評価のサイクルを回していくことは難しかったかもしれませんが、ICT と私たちの授業づくりのネットワークで、それが可能になる手応えを得つつあります。
今回のシンポジウムでは、その可能性をみなさまと共に検討するため、第一部は「授業の発話を丸ごと起こして活用する─教材『鞄』をめぐって─」と題して、実際に参加者の皆様に授業を体験していただいた上で、実践者・研究者・ICT 専門家・教育産業関係者の視点から、新しい教育と評価の可能性を議論します。第二部は「授業で育てたい力と前向き授業―国語を例に―」と題して、一回一回の授業づくりとスタンダードや高大接続とのつながりについて視野を広げるためのディスカッションを行います。
参加は自由ですので、周囲にご関心お有りの方がいらっしゃいましたら、是非お声掛けください。
日時
平成29年3月25日(土) 13:00~17:00(12:30受付開始)
場所
東京大学 本郷キャンパス 情報学環・福武ホール(地下2階 福武ラーニングシアター)
参加費
無料(参加登録制)
主催
東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)
協力
学校法人河合塾、富士通株式会社
参加申込
info(at)coref.u-tokyo.ac.jp(※(at)を「@」に置き換えて下さい) 宛 に、件名を「3月25日シンポジウム参加申込 ご自身のお名前」とし、(1)お名前(ふりがな)(2)所属 (3)メールアドレスをお送りください。【平成29年3月23日締切】
プログラム
(受付12:30~13:00)
13:00~15:50 |
第一部「授業の発話を丸ごと起こして活用する─教材『鞄』をめぐって─」※知識構成型ジグソー法の一教材(高等学校国語)を実際に体験した上で、その教材を使った高等学校の授業における生徒の発話記録から学びを評価する試みについて考えます。 |
16:10~17:00 |
第二部「授業で育てたい力と前向き授業―国語を例に―」※第一部の議論を素材に、高等学校国語を例にしながら、授業で育てたい力はどういうものか、そうした力を伸ばしていくための授業デザインと評価(学習の見とり)はどうあるべきか、についてパネル・ディスカッションを行います。 |