新しい学びプロジェクト 平成25年度報告会

市町等と東京大学による協調学習研究連携

平成22年度から市町教育委員会、学校現場の教員、東京大学の研究者が協同しながら、「新しい学びプロジェクト」として、新しい学びのゴールに向けて、協調学習を引き起こす授業づくりを目指した教材の開発・実践・検討のサイクルを形成・発展させてきました。参加団体の独自性を活かしながら、各団体の取組を緩やかにネットワークする形で実践研究の成果共有を図っています。本報告会では、教室レベルでの授業実践、研究をマネジメントする市町レベルの実践、そしてこうした取り組みをつなぐプロジェクトのビジョンについての多角的な報告を基に、次年度以降の研究連携の展望を描きます。

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[日時]
平成26年2月8日(土) 10:00~15:30 ※終了しました
[場所]
東京大学 弥生キャンパス(東京都文京区本郷1-1-1)
弥生講堂一条ホールおよびアネックス
東京メトロ南北線 東大前駅より徒歩3分
東京メトロ丸ノ内線 本郷三丁目駅より徒歩15分

[主催]
「新しい学びプロジェクト」研究協議会/東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)
[参加費]
無料 ※終了しました

※当日の様子は写真・ビデオ撮影いたします。写真・動画は、埼玉県教育委員会及び大学発教育支援コンソーシアム推進機構が関与するWebサイト等の広報手段、講演資料、書籍等に許諾なく用いられる場合があります。マスメディアによる取材に対しても、許諾なく提供することがあります。


[プログラム]
10:00 ~ 10:10 開会挨拶
片峯誠(福岡県飯塚市教育委員会 教育長、新しい学びプロジェクト平成25年度代表)
10:10 ~ 11:15 セッション1「何を目指した取組か」
日渡円 (兵庫教育大学 教授、元宮崎県五ヶ瀬町教育長、新しい学びプロジェクト平成22年度代表)
藤井春彦(独立行政法人 科学技術振興機構 主任調査員、元埼玉県教育局県立学校部長)
〔コーディネータ〕白水始(国立教育政策研究所 総括研究官)
11:30 ~ 12:40 セッション2「今何が起こっているか」 小中学校における実践と市町教育委員会としての取組の報告
〔報告1 大分県九重町〕九重町教育委員会 小幡英二 指導主事、九重町立南山田小学校 恒任珠美 教諭、九重町立ここのえ緑陽中学校 湯浅優 教諭
〔報告2 福岡県飯塚市〕飯塚市教育委員会 末永喜美子 主任指導主事、飯塚市立片島小学校 馬場敬子 指導教諭、同 水谷隆之 教諭
12:40 ~ 13:00 提言「今後に期待すること」
三宅なほみ(東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構 副機構長)
14:00 ~ 15:30 ラウンドテーブル「小・中学校の各教科における『知識構成型ジグソー法の授業づくりと実践について」
*国語、算数、数学、社会・保健、理科の5つのラウンドテーブルで授業実践の報告と意見交換を行います

平成26年2月8日 平成25年度 新しい学びプロジェクト―市町等と東京大学による協調学習研究連携―報告会を開催しました。

当日は、全国27都道府県173名から事前のお申し込みをいただき、記録的な大雪の中、138名の方々に会場まで足をお運びいただきました。この場を借りて深くお礼申し上げます

当日の全体配布資料は こちら をご覧ください。
この報告会の午前の部の全報告内容は、「自治体との連携による協調学習の授業づくりプロジェクト 平成25年度活動報告書」(平成26年4月刊行)に収録されます。
この報告書は、過去の報告書とあわせて本ホームページからダウンロードいただけるようになります。 こちら をご覧ください。


■開会挨拶

片峯誠(福岡県飯塚市教育委員会 教育長、新しい学びプロジェクト平成25年度代表)


■セッション1「何を目指した取組か」

日渡円 (兵庫教育大学 教授、元宮崎県五ヶ瀬町教育長、新しい学びプロジェクト平成22年度代表)
藤井春彦(独立行政法人 科学技術振興機構 主任調査員、元埼玉県教育局県立学校部長)
〔コーディネータ〕白水始(国立教育政策研究所 総括研究官)
*「新しい学びプロジェクト」の設立代表である日渡円教授(元宮崎県五ヶ瀬町教育委員会 教育長)、埼玉県とCoREFとの連携に尽力された藤井春彦氏(元埼玉県教育局県立学校部 部長)が、文部科学省国立教育政策研究所の白水始氏のコーディネートで「協調学習」の授業づくりを中心としたCoREFと自治体との研究連携の来し方行く末について語ってくださいました。


■セッション2「今何が起こっているか」 小中学校における実践と市町教育委員会としての取組の報告

*「新しい学びプロジェクト」参加の2市町から、市町教育委員会としての取組と研究推進委員の先生方の実践について、ご報告をいただきました。

〔報告1 大分県九重町〕九重町教育委員会 小幡英二 指導主事、九重町立南山田小学校 恒任珠美 教諭、九重町立ここのえ緑陽中学校 湯浅優 教諭

〔報告2 福岡県飯塚市〕飯塚市教育委員会 末永喜美子 主任指導主事、飯塚市立片島小学校 馬場敬子 指導教諭、同 水谷隆之 教諭


■提言「今後に期待すること」

三宅なほみ(東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構 副機構長)
*知識構成型ジグソー法というひとつの型を媒介に、その裏で今起こっている変化を取り上げ、それを今後どう発展させ、つないでいくか、について提言を行いました。


■午前の部閉会挨拶

二見吉康(広島県安芸太田町教育委員会 教育長、新しい学びプロジェクト平成25年度副代表)
*当日は荒天のため、午前中でいったん閉会とし、午後のラウンドテーブルは自由参加としました。


■ラウンドテーブル「小・中学校の各教科における『知識構成型ジグソー法の授業づくりと実践について」

*荒天のため急遽教科ミックスでの開催となりましたが、どのテーブルでも実践の報告とその先の課題について、研究推進員と他の連携で「協調学習」の授業づくりに取り組まれている指定討論者の方、一般参加の方々も交え白熱した意見交換を行う姿が見られました。
*このラウンドテーブルで報告された実践をはじめ、過去の実践例については、使い方キット のページに収録されています。