5月28日(土)、「県立高校学力向上基盤形成事業」第1回全体研究会が、東京大学本郷キャンパスの小島ホールに於いて、行われました。
当日は、梅雨ならではの肌寒い雨模様でしたが、研究推進委員の先生方を中心に総合教育センターの指導主事も加わって、70名の先生方によるワークショップや研究協議が行われ、会場は先生方の熱気に包まれました。
参加者は、埼玉県の関係者が92名、これにCoREFスタッフが加わり昨年は広く感じた小島ホールのコンファレンスルームが手狭に感じられました。
また、産学フォーラム、日本機械学会、秋田県立秋田中央高等学校など各方面からも見学者が訪れるなど、関心も高い中でのスタートとなりました。
研究推進委員の先生方は、ワークショップで二つに分かれてジグソー型の授業体験をした後、「協調学習の授業デザイン」の説明を聞いて、体験した授業の授業デザインを別の授業を体験したグループに伝えられるようにまとめ、授業デザインについて検討を行いました。
また、午後の二つ目の活動は、二つのワークショップでの、課題に対するワークショップ前の回答(プレ課題の回答)とワークショップ後の回答(アフター課題の回答)の比較検討を行いました。最後に、各教科毎に分科会を行い、昨年度の様子の報告と今年度の活動の予定を話し合いました。
詳しい様子は、「埼玉県・未来を拓く「学び」推進事業サイト」(外部サイト)をご覧ください。
7月12日(火)、「県立高校学力向上基盤形成事業」第2回全体研究会が、埼玉県立吉川高校に於いて行われました。
梅雨明け10日などと言いますが、夏本番の太陽が輝く中、研究推進委員の先生方をはじめ、協調学習に興味を持つ教育関係者やこの連携事業に注目している方など、進行スタッフを含めて100名にも及ぶ関係者が集まりました。
第2回の全体研究会は、授業を参観しての協議と教科毎の教科部会をふたつの柱として実施しました。
吉川高校の生徒さんに協力していただいた「ジグソー法を用いた協調学習の授業」は、詩人「茨木のり子」の力強さやまっすぐさを読み取ることを課題として進められました。吉川高校の生徒さんは、この気温の中、70分間の授業時間中、全く集中力を切らすことなく授業に取り組んでくれました。日頃の先生との信頼関係と学習者主体の授業方法の力を感じました。
詳しい様子は、「埼玉県・未来を拓く「学び」推進事業サイト」(外部サイト)をご覧ください。
7月30日(土)、「県立高校学力向上基盤形成事業」第3回全体研究会が、東京大学本郷キャンパスの小島ホールに於いて、行われました。
例年の9月初旬並みという涼しい気温の中あいにくの曇り空の下でしたが、研究推進委員の先生方をはじめとして105名に及ぶ関係の皆様が集まって頂きました。
第3回の全体研究会は、これまでの2回の研究会の成果を踏まえて、研究推進委員の先生方が教材案を持ち寄って研究協議を繰り広げました。お互いの教材案を協調的に吟味することで、前2回の研究会の内容をより理解できたり、今後の協調学習の授業への意欲が高まったりと、研究推進委員の先生方からは、充実した研究会であったとの声を寄せて頂きました。
各教科毎に異なる時程で、「授業体験」または「実践紹介」のプログラムと持ち寄った教材案の検討でした。
詳しい様子は、「埼玉県・未来を拓く「学び」推進事業サイト」(外部サイト)をご覧ください。