鎌谷潤 「バベルの図書館 La Biblioteca de Babel」

(東京工業大学 2008年度卒業設計)

「La Biblioteca de Babel」
『図書館は無限であり、周期的である。』
—ルイス・ボルヘス「バベルの図書館」

これは百年後、千年後の未来に向けた図書館の提案である。
様々なものがデータ化され、常に流動的で、時間が零に近似されゆくこれからの時代に、
世界中の書物を収集し、アーカイブとしての純粋な物質空間を作り上げる。
A~Zのインデックスとしての26の塔は、
百年、千年単位の悠久の時間の中で、増え続ける蔵書に呼応しながら成長していく。
膨大な数の本の森の中を人々は時間をかけ、静かに彷徨う。
そこは一冊一冊の本の集まりによって生み出された、本のための空間である。

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http://d.hatena.ne.jp/g86/20090303

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