小6クラス「振り子」、中1クラス「色」についての授業をおこないました。
<小6クラス>
小学校5年生で学習した「振り子」の学習を深め、活用できる知識にすることを目的におこないました。まずは実験です。同じ大きさ、同じ形のペットボトルを同じ長さのひもで吊しています。一方のペットボトルには水を深さ1cm程度、もう一方のペットボトルには半分以上の水が入っています。「この2つのペットボトルを同じ振れ幅になるようにして、同時に手を離すと1往復する時間はどうなるでしょう?」
①水の量が多い方が速くなる
②水の量が少ない方が速くなる
③水の量に関係なく変わらない
5年生で学習したことを考えると「ひもの長さが同じ」なので、③を選択する人が多くいました。しかし、実際に実験をしてみると①になりました。そこで、「水を入れたペットボトルをおもりにした振り子で,水の量を変えたとき、水の量が多い方が速くなるのはなぜだろう?」を課題にしました。
エキスパート活動では、A:振り子の復習をしよう B:ふりこの重さと1往復の時間 C:重さの中心 に分かれて、実験をしながら資料のタイトルに関連することについて理解を深めました。
ジグソー活動では、実験結果を示しながら資料の内容を共有して、課題に対して納得のいく理由を作り上げ、クロストーク活動では、図や言葉を使って説明をしあい、最終的に自分自身が納得できる答えを作り上げることができました。
<中1クラス>
今日の課題は、「テレビにリンゴが映っているとき、なぜ私たちは実際にはそこにないリンゴを見ることができるのか」です。
エキスパート活動では、A:物体が見えるということ B:光と色のしくみ C:ヒトが色を認識するしくみ について資料の内容を理解していきました。特に資料Cは、高校生が学習する内容で難しいものでしたが、対話しながら錐体についてまとめていました。
ジグソー活動では、3つの資料の内容を共有し、リンゴが光を反射して、それをカメラで捉えて電気信号にすることから、液晶テレビが光を出す仕組み、目に届いた光を脳が認識するまでなど、いろいろな角度から課題について考えることができました。