今年度、新型コロナウィルスにより開催が心配されていましたが、マスクやフェイスガード、アルコール消毒などの対策を取りながら、第1回を6月28日(日)に開催することができました。
小6、中1、中2クラスの理科の授業の様子をお伝えいたします。
<小6>「雲ってなんだろう」
まず、ペットボトルや注射器を使った実験の様子をビデオで見たあと、課題を共有しました。
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エキスパート活動では、
A 空気の体積と温度、B 空気に含まれる水蒸気と温度、C すがたを変える水
について理解します。
初めての知識構成型ジグソー法の授業ですぐに対話することはできませんでしたが、難しい内容を理解しようと少しずつ対話する場面も見られるようになりました。
ジグソー活動では、それぞれが持ち寄った資料の説明をしました。
その後、ピストンが引かれるとどうなるか、体積が大きくなるとどうなるかなど、対話しながら考えることができました。
<中1クラス>「有機物」
課題は「有機物を燃やすと、どのようにして二酸化炭素が発生するのだろう?」でした。
エキスパート活動では、A 有機物のもとになる原子、B 化合物、C燃える(燃焼)とは?の3つの資料を使いました。難しい資料を前にして対話ができにくいところもありましたが、徐々に打ち解けて資料の中にある問いの答えを話し合う場面も見られました。
ジグソー活動では、3つの班それぞれが理解した内容をわかりやすく説明するために、個性のある発表ボードを作ることができました。
<中2クラス>「酸化と還元」
課題は「マグネシウムが二酸化炭素の中で燃えるのはなぜだろう。分子のモデルや化学反応式を使って説明してみよう。」でした。
知識構成型ジグソー法にも慣れているメンバーだったので、スムーズに課題解決に向かいました。
エキスパート活動では、3つの資料に対して参加者が4人でしたので、A「酸化」を2人で、B「還元」とC「酸素と化学変化」を1人で行いました。
ジグソー活動では、それぞれの資料を持ち寄って考えを整理し、納得のいくホワイトボードにまとめることができました。
発展的な課題にも取り組みました。
「燃えているマグネシウムを水の中に入れたらどうなるだろう?」
実験の映像を見ながら納得できる答えを見つけようと、あきらめることなく知識を出し合い、時間いっぱい話し合いました。